乗っかってみました鬼滅の刃

サーサー皆さんこんにちわ
Jardin de Katzの中の人、hiro Nakajohです。
春ですよ春!節分終わりましたし、春認定です。
というわけで、ガッツリ乗っかってみました

「鬼滅の刃」

実はまだ見たことありません。。。
全然見てないくせに、花屋の見地から立って書いてみます。

読んだことある人、観たことある人ならば栗花落カナヲを知っているだろうか?(俺は知らん)
彼女が使う【花の呼吸】
その花の呼吸の技名にもなってるお花ってどんなの?
そんなお声にお応えしたいと思います。

まずは
弐ノ型・御影梅

引用:「鬼滅の刃」18巻 158話 集英社/吾峠呼世晴

うん。痛そうですね。
そのままズバリ御影梅という種類の梅は存在しておらず、
梅のお花はこのようなものです(有名だし知ってる人多いと思うけど)

こんな感じ。
なんかどことなく技に描かれている円の感じと花のアップ写真、似てる感じもしますね。

梅は日本古来より愛されてきた気品高い香りを放つ、春の訪れを告げるお花です。先日のブログにも書きましたがバラ科であることは有名で、花もよく見るとバラと同じ形をしています。

次に
肆ノ型・紅花衣

引用:「鬼滅の刃」17巻 143話 集英社/吾峠呼世晴

うん。痛そうですね。

紅花はこんな感じのお花↓

これに関しては技の描かれ方と花の写真からの関連性は認められませんね(笑)


余談ですが30代以上の人ならCMでも有名なので聞いたことあるかもしれません。

懐かしき。
このようにベニバナは昔から製油できるお花として重宝されていました。
キク科のお花でポンポンとしたお花が特徴です。
油が取れる部分は種で、収穫後製油します。
奈良時代から油や、化粧品として重宝されていました。
ハイ次々!

伍ノ型・徒の芍薬

引用:「鬼滅の刃」18巻 158話 集英社/吾峠呼世晴

芍薬は近頃品種改良も進み、昔の様に全く咲かずに枯れてしまうお花も少なくなってきました。つぼみの時期は
「これ武器になるんじゃないか?」
と思えるほど硬くて殴られたら痛いです(笑)

つぼみから満開まで長く楽しむことが出来、満開の姿は本当に美しいものです。つぼみのころの芍薬と満開の芍薬↓

とてもよく似た植物に牡丹というお花がありますが、芍薬と牡丹の違いについては長くなるので次回どこかの時に解説するとしましょう。

話を技名に戻しますと、【徒の芍薬】となっていて、(徒)と書かれています。
この徒ってなんだろう?思いません?
簡単に言うと何もない状態や、無駄なもの。むなしいこと。
なんですね。なんか技名にするにはあんまりよくないというか、カッコ悪いですよね。
そこで勝手に解釈を広げて(徒)を(徒花:あだばなと読む)にしてみました。

徒花の意味は
1.咲いても実を結ばずに散る花。転じて、実(じつ)を伴わない物事。無駄花。
2.季節外れに咲く花。
3.儚く散る桜花。あだざくら。
となります。
仮に
【徒花の芍薬】という意味にするならば
咲いても実を結ばずに、儚く散る花の様な美しい技と考えられて、すごく美しい技に感じられますね。
敵に対しても全く効果がなかった美しいだけの技らしく、全くもって技名と効力が一致しますね。
おそらく作者の方もこの技は効き目無い設定だったからこの技名になったんじゃないかな?
でも技名、意味共に好きです。素敵です。今一番好きになりましたこの技。

続きまして

陸ノ型・渦桃

引用:「鬼滅の刃」18巻 158話 集英社/吾峠呼世晴

この技のお花も割と有名な桃の花( 弐ノ型・御影梅 と同じくバラ科の植物)
画像でも桃の花びらが舞っていますね。

桃は中国から弥生時代に日本に伝来。
梅の花からは梅の実が。
桜の花からは、さくらんぼの実が。
桃の花からは桃の実がなります。

桃という字は、木へんに「兆」と書き、兆は非常に多い数という意味で、とても多くの実がなる木、つまり多産や繁栄に通じるシンボルとして様々なモチーフに使われてきました。
また桃の花はもとより邪気払いや鬼退治(桃太郎もそう)として最強のアイテムとして昔から使われていました。
そういった観点からもこの技は鬼に対して有効だったのではないかと思います。(見てないので結果は知りません(笑)

最後に
終ノ型・彼岸朱眼

引用:「鬼滅の刃」19巻 162話 集英社/吾峠呼世晴

うん。怖いですね。
この技名にもなっている彼岸がつくお花は「彼岸花」
実は一番好きな花なんです。


この時点でこの技、好きな技一位に繰り上がりました。←この情報さっきからどうでもいい。。。

彼岸花は有名な話ではありますが、毒があります。
そこまで強い毒ではないのですが100本も食えば死んでしまいます。
(そこまで食うほうがしんどい)
なので恐れることはない植物です。
※とはいえペットや子供の誤飲には注意しましょう。

彼岸花の別名「曼珠沙華」はサンスクリット語で「天界に咲く花」
や「死人花」 「幽霊花」 「地獄花」
というまことにゾクゾクする妖しげな名前もあります。
咲き方も不思議なもので、葉っぱがついていません。
基本お花や植物というものは葉っぱで光合成をし、太陽から栄養を吸収して花を咲かせます。
しかしヒガンバナは花が咲いている時に葉がありません。
逆に花が咲いていないときには葉っぱが生えています。
このことも不吉なお花といわれる所以です。
なぜなら花を子供、葉を親とするならば、一緒に過ごしていない、親と子が離れ離れで生きている様だと思われることも忌み嫌われてしまう理由の一つでもあります。
また、不思議なことに彼岸の時期になるとぴったり合わせたかのように突然咲き乱れます。
このことから「死者の花」と言われてしまっています。
もともと彼岸花はほかのお花の様に花粉を風や虫の力を利用して勢力範囲を広げることは出来ません。
人の手によってのみ、その場所で咲くことが出来るのです。
「お墓の周りに咲いてるイメージがあるから怖い」という意見は、彼岸花からしたら迷惑な話です。なぜなら人間がそこに植えたんですから(笑)

何のために植えたのかといいますと彼岸花の持つ毒を利用し、
お墓に埋められたご遺体をモグラやネズミに荒らされないようにするため
なんですね。昔は土葬が多かったことから、自分では移動できない彼岸花を人間の手によってお墓の周りに植えたのです。

田んぼの周りにも多く見られるのも同じ理由からです。
人間の身勝手で植えて、忌み嫌うなんて失礼なお話ですね!

で、長々と書いた彼岸花から技に話を戻しますと毒性があるということから、相手への必殺のイメージもつき、また使用者にも何らかのダメージが出るという意味で失明しかけに至ったのかもしれませんね。
また彼岸花の別名からもわかる通りとても強そうです(笑)

ここまで書いておいて結果を知りません(笑)
無事勝ったことを祈っておきましょうかね。
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ところで、壱之型と参之型はどこ行ったの????
探してもないんだけど。。。。。

さてたくさんのお花が使われていました鬼滅の刃の花の呼吸でしたが、
Jardin de Katzもたくさんのお花を使った商品を作っています♪

画像の花束はかっこいい男性へのプレゼントとして作成しましたが、鬼滅の刃感も出てます!!よね?!ね?
今回の花の呼吸の様に、どこか妖しげで儚げで美しい色合いです。
是非男性へのプレゼントにかっこいい花束をご検討くださいませ♪

花材紹介
・バンダ 紫の花
・菊
・アランセラ 赤い花
・野ばらの実
・ツルウメモドキ
・赤入才
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