東ヨーロッパ バックパッカー旅 第6夜

翌朝、
この町の地図を見てみる。
なんとも複雑なつくりのこの町。

「なんでこんな複雑に作ったんだyo」

的な独り言言ってみた。
誰も答える人はいない。

で調べてみたところ、この町は昔
この丘全体が宮殿だったようで、要するに城の役割を果たしてたみたいです。
なので敵からの攻撃を防ぐ意味でもこのように複雑にしたのだとか。
俯瞰から見たら素敵ワクワクな街(画像1枚目参照)でも、自分のように徒歩に人間には鬼のような造り(しかも坂おおい)

必死こいて街を歩いて、ヴェリコタルノヴォで有名な丘の上の 大主教区教会に行く。
かなり綺麗でこの旅までで一番。

超かっこいい

でも、この教会(丘の頂上にある)はどうも正教会では無い感じ。
何と言うか正教系の特徴であるデコラティブな感じはしなくて、どちらかというとシンプルに纏められている。
しかもイコンが何やら現代アート的。 ※上の画像が中ね

これはこれで良いのだが、何か物足りないなあ~。でも、早朝(7:00)に来たので一番乗り!実に神秘的でした!
この後、ヴェリコタルノヴォにもう一泊するかルセというルーマニアとの国境の街に一泊するか、
一気にルーマニアはブカレストに向かうか迷う。


取り敢えずインフォメーションに行って考えようと行くが、真に冷たい対応。
インフォメーションのおねーさんに
どうやって行くか聞くと、
「電車かバス」
それしか言わない。時間はそれぞれに聞け、との事。
バス停や駅の場所を聞いても地図を無言で押し付ける始末。
英語を理解出来なくて冷たくしているのとは違い、理解しているのに冷たい。
これじゃあその辺の人に聞いた方がまだマシ。
と、いう事でありがたくも教えていただき賜ったバス停を3kmほど歩いて探す事に。
しかし、賜ったその地図にはバス停までの表記がない。途中で切れている。。。。。心で罵声を浴びせる。

ヤマカンで歩くが案の定迷子。(かなりの方向音痴だから)
道行くお姉さんに「Do you speak english?」と聞くとほとんど私と同レベルのお粗末に近い英語を話せる模様。
それで道を聞くも、お姉さんもよく解らず、しかも一人で歩くような安全な道ではないらしい。

おいおい、怖い事言わないでよ。。。


仕方ないので、タクシーをゲット。(バスでの行き方を聞くと、お互い英語が破綻したため笑)
この旅初めてのまともな値段。3Lv(210円)!いい人!
何とかバス停に着き、国境の街ルセ行きに決めて乗る。

おんぼろバスに揺られる事4時間。
何とかルセのバス停に着き1つ困ったのが

ルセの「地図がない」


無くなった訳ではなく、そもそも最初からこの街の地図を持っていないのである。こういう行き当たりばったりの旅は常に地図不足。


なので、ルセに着いたはいいが、いったいルセの町のどこに着いたのかすら解らない。
しばらく立って考えていると

タクシーの客引きが現れた!(ここからは脳内ドラクエでどうぞ)

運ちゃんの
ブルガリア語のみの攻撃!

hiroに3のダメージ!

hiroの攻撃!
「ルセの地図が見たい」

運ちゃんはダメージを受けない!
全く英語通じず!

運ちゃんの攻撃!
兎に角乗れ!

hiroに3のダメージ!

hiroの攻撃!
「いやいや、ただ地図が見たいだけなんです」

運ちゃんはダメージを受けない!というか解っていない!

運ちゃんの攻撃!
「解ったからフレンド、乗りなって」

hiroに5のダメージ!

hiroの攻撃!
「いやいや違うってば。地図持ってない?兎に角地図見せてや。もしくは地図貰えるとこしらん?ってかここどこ?」

運ちゃんはもちろんノーダメージ。。。。

hiroのHPは「0」に。。。。

完敗です

仕方なく
「。。。。じゃセンターまで。。」

ドラクエごっこはhiroの完敗でした。

気を取り直し、タクシーに乗せてもらってセンターに着き運ちゃんにインフォメーションの場所を聞くも、聞いた相手が無敵の運ちゃんだったためか全く解らず結局迷う。
道行く英語の出来そうなお兄さんに聞いていると、そこを通りかかった

ヨボヨボのおじいさんが現れる!

いやいやもうドラクエいいから。

ふごふご言いながらしきりにさっきまで自分が道を聞いていた若者と話し始める。
どうやら
「わしが知っとるからわしが連れてっちゃる!」的な
カモーンの仕草をしながら俺を見ている。
お兄さんにお礼をしながら、お兄さんに「大丈夫かな?」
の目配せをする。
ウインク返しされたので大丈夫らしい。

杖をつきながら、ゆっくりゆっくり歩いていくのを付いて歩く。
「どこからきなすった?」
「ブルガリアはどうだい?」
「今日はあったかいねえ」
などと話しかけてくれる。もちろんブルガリア語で。
お互い通じているのか通じていないのか解らない会話

しばらく探し、着いた場所はどうやらおじいさんが思っていた場所とは違うらしい。
なんか、ブルガリアの旅行会社についた。
「ここじゃないと思います」
と伝えると、おじいさんもそう思っていたらしく、また先に歩き出しカモーンの手招き。
引き受けた以上、どうあっても探し出そうとしている。色んな人に聞いて、探して、途中道聞いた人と立ち話しながら(「このコは日本人じゃぞい」みたいな事を話している)、一生懸命探してくれて何とか発見!
おじいさんと抱き合いながら喜びました!(よかった~!着かないかとおもったよ~じいさあん!)

やっとこさインフォにてフリーの地図を貰い、ルーマニアはブカレストへの行き方を聞く。

話を聞くにどうやらさきにチケットを買った方がいいらしい。(当日だと混むので)
なので、先にこの街で一番安いホステルを紹介してもらい、荷物を置いて、今度は先ほどのタクシーに乗って来た道を徒歩で戻る。
30分位歩いて元のバス停に到着。
そこで、明朝6:30発のバスのチケットを買い、チケットセンターの外に出たらさっきのタクシーの運ちゃんが現れた!

「おーマイフレンド!なぜ、ここに居る?さっき乗せただろう?」


みたいな事を言っている。

「いやいや、今度はルーマニア行きのチケットを買いにきたんす」
というと
「ルーマニアまで乗って行け!」
とかいう始末。
「いやいや、高いし何よりもうチケット持ってるから」
とチケットをひらひらしながら断る。

流石にしつこくは言って来なかった。その後適当に運ちゃんとビール飲みながら雑談(飲酒運転だよ、ね?)をして別れた。
そして、今(2010/01/11現在:←当時)この日記をこの街で一番安い宿の一番安い地下の窓の無い部屋で書いている。

ps.後から聞いたのですが国境の町ルセから自分が乗ったバスはいわゆるバスではなくて乗用車でした。単なる白いセダン。
これはミニバスというシステムらしいのですが、日本人は乗らない方が良いみたいです。というのが私自身「一番安い方法で」とバス停のチケットオフィスに伝えたのですが、
このミニバスというシステムは正にお金のない人(ジプシー族やロマ族、日雇い労働者がよく使う移動手段らしく、強盗が多いとの事。運転も兎に角飛ばすので早く着くのですが邦人の強盗被害や事故も多発しているらしいです。なので、この方法で安く行く場合は自己判断でお願いします。
値段は28rei(800円位)です。

ヴェリコタルノヴォの心臓破りな街並みとその夜景

本日のお花たいむっ

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