2021.02.18

東ヨーロッパ　バックパッカー旅　第5夜

皆様こんにちわ
Jardin de Katzの中の人、hiro Nakajohです。
本日のブログの内容は先日の『ブルガリアからノルウェー最北端の岬へ』の第4夜です。
それではまた２０１０年１月のお話へ

無音のリラの僧院での朝を迎え朝6時20分のバスに乗るべく、朝5時40分に部屋を出る。
今朝は雪。かなりの雪。
ひっそりとしたリラの僧院は誠に神秘的。まだ誰も居ない。
しかし外に出る為の大きな門が閉まっていて、

適当に開けようとしたら警察が来てビビった。

でも、それはリラの僧院常駐の警察官らしく、門を開けてくれた。
（朝早いからすんごい機嫌悪かったが。。。こんな朝早くになんだよコイツくらいの目）

で、その人に「６時２０分にバスが来るんですよね？」と聞くと
「ダー（そう）」との事。良かった良かった。
地球の歩き方に書いてること、結構変わってるのか、適当に書いてるのか、現地の人がルーズなのか、あんまり当てにならないんですよね。
まあとりあえず警察官が言うんだったら間違いない、と門を出る。

が、

待てども待てども来ず。既に６時４０分。嫌な予感。。。
そこで何度もその警察官を起こしながら聞くと、
どうやら朝９時発のドゥプニッツァという所に行くバスに乗らないと行けないらしい。
それか１５時まで待って一度ソフィアに戻って行くしかない。

朝のやり取り何よ

さて困った。乗り換えるとかそんな高等なことできるかな？日本ですらバスの乗り換えなんてややこしいのに、外国で。。。
しかし、15時までなんてこんな山奥で待ってられないし、早くにヴェリコに着きたいのでそのドゥプニッツァとかいう所で乗り換える選択をとる。

ちゃんと行けるか不安しかない。。。

そして延々雪のガンガン降る寒空の中、９時に出発するらしきバスが到着するまで待つ。
しかしここは野犬だらけだ。狂犬病の注射打ってないから警戒しつつ待った。。。。（現在の声：ちゃんと打ちましょう）
閉まった門の外、逃げる場所がない、ほかにも誰も居ない自分の周りを複数の犬がぐるぐる歩いてる。
すんごい犬でかいし。

9時過ぎにようやくバスが登場。
犬に食われずに済んだようだ。

このバスの運ちゃんがブルガリア人に珍しくすんごい気さく！
ブルガリア語と英語のミックスでしきりに話しかけてくれた。
運転しながら器用にリンゴを剥いて半分くれて、最近ビタミンを採ってなかった自分としては有り難かった！

兎に角しゃべる、しゃべる。携帯の写真をしきりに見せて来て
「これはどこそこに行った時のバーベキューの写真だ」
とか
「これは家の孫だ」
とか切れ目無く話す。しかも殆どブルガリア語。陽気すぎ。
しかも運転しながら。

今までのブルガリア人がシャイで話しかけてもあんまし大きな声でも話してくれなかったのに、この人はイタリア人みたいに話しまくる。
共産主義時代は、こうやって外で話す事もはばかれていたらしいのだが、最近はこうやって外で話す事も出来る事が嬉しいのかな？

さあ、不安なままリラ駅へ（リラ駅とリラの僧院駅は違う。ややこしい。）

ここで乗り換えしなきゃ。

しかし周りの人はブルガリア語しか話せないみたい。
そこで、天の助け！
英語の話せるおばさんが乗って来た！
しかも、その人もソフィアのバスターミナルまで行くらしく、一緒に行ってくれるらしい！（次の予定地ヴェリコ行きのバス停まで）
ほんと感激！優しいし、私の英語力に合わせてゆっくり話してくれるし、乗り換え地のドゥプニッツァでは乗り換えのバスを待つ間に、野外カフェでコーヒーまでおごってくれるし、正にすこし年食った天女様でした。←失礼

で、無事にヴェリコ行きに乗りそこでおばちゃんたちとお別れ。
やっとこさ目的地ヴェリコ・タルノヴォに到着し、昨日リラの僧院で話したダニエルを探す。
と、いうのも昨日リラの僧院で別れた際、明日はどちらもヴェリコに行く事が解っていたので現地で落ち合う事にしたのです。

「ホステルモステル」という宿で待ち合わせ。

しかーし！！このホステルが解りにくいったらない。２時間歩き、方々に訪ねて探すが全く見つからない。
しかも、いきなりの雷と豪雨。。。さすが雨男←また。
~~ゴミ袋~~　カバンを肩にかけて、びしょびしょになりながら
「何してるんだ？俺は・・・」
と思いながら長い坂道を上る。

びそ濡れになって、諦めた。。。ごめんダニエル。。。いけないわそのホステル。

疲れ果てたので目についた安いホテルに泊まる。３０レフ（２１００円）。高いなあ。ホステルモステルなら１０００円くらいなのに。。。。
ま、歩けないので良しとした。
写真はヴェリコの町並みと、丘の上の教会、雪のヴェリコ、泊まった宿屋

宿代30レフ
水2レフ×2
食事5レフ（ケバブ）×2